最終更新日:
2024
7
2
何でも作れる3Dプリントペン

3Doodler

創業年:
2013
 拠点:
アメリカ
 HP:
最終更新日:
2024
7
2
何でも作れる3Dプリントペン

3Doodler

創業年:
2013
 拠点:
アメリカ
 HP:

どんなアイデアですか?

3Doodlerは、加熱したプラスチックを押し出し、ほぼ瞬時に冷却・固化させることで立体物を作成できる3Dプリントペンです。3Doodlerのアイデアは、3Dプリント技術をより多くの人に身近で楽しいものにして、アート、デザイン、教育、その他さまざまな用途に使用できるクリエイティブツールを提供することです。

対象顧客

教育者・学生、アーティスト、DIY愛好家・メーカー、デザイナー・エンジニア、子供・ティーンエイジャー

顧客が解決したい問題は?

従来の3Dプリンターの複雑さとコスト: 3Dプリンターは、高価で操作が複雑なため、ほとんどのユーザーにとって学習曲線が急なものになります。

メリット・デメリット(顧客の観点)

メリット

  • 使いやすさ: 3Doodlerペンは直感的に使えるように設計されているため、3Dプリントやデザインの経験がほとんどないユーザーでも利用できます
  • 手頃な価格: 従来の3Dプリンターと比較して、3Doodlerは比較的安価であるため、3Dプリント技術に興味を持つ顧客に手頃なエントリーポイントを提供します
  • 創造の自由: ユーザーがペンで直接描いたり作成したりできるため、あらかじめ設計されたデジタルモデルに依存する従来の3Dプリンターに比べ、創造的な自由度が高くなります
  • 教育用途:STEAMのコンセプトを楽しく、魅力的に教えるための貴重な教育ツールとして活用できます
  • 携帯性:コンパクトなデザインの3Dペンは持ち運びが容易で、さまざまなシーンで使用できます

デメリット

  • 精度が低い:従来の3Dプリンターと同じレベルの精度と正確さを提供できない可能性があり、非常に詳細で正確なデザインを必要とするユーザーにとっては欠点となる可能性があります
  • 学習曲線:3Doodlerは使いやすいように設計されていますが、複雑で安定した3Dオブジェクトを作成するテクニックをマスターするには、まだ練習が必要な場合があります
  • 結果に差がある: 最終製品の品質は、ユーザーのスキルレベル、使用するフィラメントの種類、ペンの温度設定などの要因によって異なる場合があります
  • 大きなプロジェクトの作成は時間がかかり、ペンでは難しいかもしれません

メリット・デメリット(ビジネスの観点)

メリット

  • 差異化:従来の3Dプリンターとは異なって、市場において独自の空間を占めています
  • 幅広い顧客層: アーティスト、教育者、学生、デザイナーなど、幅広い顧客層にアピールでき、潜在的な顧客層が広いです
  • 製品ラインナップの拡張:特定の年齢層やスキルレベルをターゲットにした異なるバージョンの製品に適用することができ、製品ラインでの成長と多様化が可能です
  • コラボレーションの機会: アーティスト、デザイナー、教育者とコラボして、デザインや教育リソースを作成し、顧客エンゲージメントを促進し、付加価値を提供することができます
  • フィラメントからの経常的な収益

デメリット

  • 競争・模倣: 3Doodlerの成功は、類似製品を開発する競合他社を惹きつけ、競争の激化と模倣の可能性をもたらし、強力な独自の販売提案(USP)を維持することが重要です
  • 品質管理および顧客満足度:特にユーザーのスキルレベルやテクニックに依存する製品では、一貫した製品の品質と顧客満足度を確保することが困難な場合があります

収益源

  • 販売:3Dペン、フィラメント、アクセサリー、教育キット
  • 企業、アーティスト、デザイナーとのコラボレーションやライセンス契約

月収(推計)

約2.3億円(2017年の資料)

競争環境

3Doodlerが3Dペンの技術の知的所有権(IP)を持っているため、似ている商品を販売する会社が少ないです。

競合他社

直接競合:Scribbler 3D Pen, MYNT3D, LIX, Polaroid Play 3D Pen

間接競合:3Dプリンター、タブレット、バーチャルリアリティ描画アプリ、粘土や絵の具などのクラフト・アート用品

同じアイデアを実践している日本企業

ありません。

この会社のユニークな要素

  • 市場の先駆者:ブランドの認知度と顧客ロイヤルティが高いです
  • 教育分野への注力:3Doodlerは教育市場に重点を置いています
  • たくさんアーティスト、デザイナー、その他のクリエイターとのコラボレーションやパートナーシップにより、3Dペンの可能性をアピールしています
  • ユニークな製品設計

参入障壁

  • 技術的な専門知識:信頼性が高く使いやすい3Dプリントペンを開発するには、3Dプリント技術、材料科学、機械工学を深く理解することが必要です。
  • 知的財産と特許:3Dペン市場を開拓した企業は、技術やデザインを保護する特許やその他の知的財産権を保有している場合があります。

初期コスト

中〜高

技術や商品の開発コストが高いですが、クラウドファンディングで資金を募ることができます。3Doodlerも最初商品を開発するため、Kickerstarterで資金を募りました。

このビジネスの成長可能性・持続性

中〜高

代替品が少なく、顧客層が幅広く、さまざまな用途にも使用できるから、生産が問題なければ大きい企業になる可能性が高いです。もし、知的所有権を持っていたら、さらに持続性が高いです。

創業者の支配権

革新的な製品なので、信頼できるメーカーがあまりないかもしれません。すべてを立ち上げた後にメーカーを変更するコストは高くなります。したがって、メーカーはビジネスに対してある程度の影響力を持っているかもしれません。 自社で生産してこそ、完全なコントロールが可能です。

成功するアイデアほど、創業者の仕事量は減っていきますか?

はい。

事業の仕組みを作った後、創業者は事業を損なうことなく、従業員に仕事を任せることができます。事業がある規模になったら、創業者の必要なく運営できます。

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